【人事部必見】「HRテック」で採用が自動化?!テクノロジーの進化から見る人事の近未来!

日本では、毎年、3月になると学生が職を求めて求職活動を開始します。学生だけではなく、キャリア採用という社会人による転職活動も行なわれています。キャリア採用に至っては、多くの企業・団体が1年中採用活動を行なっており、随時募集している状態が続いています。

会社の未来を左右する人材確保に労を費やする人事部ですが、一方で、他にも人事業務が存在します。これらを上手く処理するために、2023年度には1000億円以上の市場規模が見込まれている「HRテック」という人事業務効率化を図るサービスが近年、注目されています。

目次 

Advertisement

人事の採用活動

最も利用されている採用方法は、リクナビやマイナビなどの「就職ナビ」です。このナビに自社の概要や採用スケジュール、待遇などを掲載し、募集します。その後のフローは会社によって異なりますが、一例として

  1. エントリーシートを受け取る
  2. 書類審査をする
  3. 面接をする(数回)
  4. 内定を出す

このようなフローになると思います。これらの過程の中で、独自の試験を実施したり、集団面接をしたりと違いが生まれてきます。

内定を出したあとは、本人の内定承諾の有無を聞く必要があります。承諾した場合は契約を交わすために書類の作成があり、承諾が得られなかった場合は他の候補者を探さなければいけません。これが新卒採用、キャリア採用で行なわれているので、採用担当は対応に追われることになります。

企業の採用活動を支援する「HRテック」

ほとんどの企業が採用フローの中でエントリーシート(ES)を重視して選考を進めます。そのため、応募者が多ければ、その分ESも増えます。ただでさえESに目を通すことは大変な作業であるにも関わらず、その量が多いと余計に時間や労力が必要となります。

このような人事の悩みを解決する手法として「HRテック」というAIやクラウド、ビッグデータなどのテクノロジーを活用したサービスが近年注目されています。

Human Resources×テクノロジーの造語でできたHRテックは、採用だけでなく様々な人事業務の効率化を助けてくれます。まずは、採用に関するHRテックのサービスについてみていきましょう。

採用系のサービスは主に2つあり、

  • 求人支援サービス
  • 採用管理サービス

「求人支援サービス」は、企業の求人情報を求職者に対して届ける支援を行い、「採用管理サービス」では、選考フローの中で企業の人事担当者が抱える問題に対する支援を行います。いずれかに特化しているサービスもありますが、現在では両者が統合化されている場合が多いです。

あわせて読みたい…「業務効率化のためのアシスタントツール」はこちら

求人支援HRテック

以前は新聞や大学の学生課などで目にしていた求人広告ですが、現在はウェブ上の求人情報サービスを介して見ることが当たり前になりました。

近年では「ソーシャルリクルーティング」というfacebookやtwitterなどのSNSを利用した採用方法があり、採用情報を発信したり、Q&Aを設けることができます。また、採用する企業側は応募者の情報収集をすることができます。サービスとしては米国発のLinkedInが世界最大の規模でソーシャルリクルーティングのプラットホームを提供しています。国内企業では、Wantedlyが「ビジネスSNS」として同様のサービスを展開しています。

この方法は、従来の採用と比べて応募者の個性を多角的に見ることができるので、入社後のミスマッチを防ぐことができると言われています。

実際に、スターバックス コーヒー ジャパン株式会社では採用専門Facebookページを開設しており、そこで働く人のストーリーを動画で公開しています。

採用管理HRテック

続いて、採用フローを円滑に進めることができるHRテックを紹介します。採用管理HRテックのサービスは多数存在していますが、そこに共通するキーワードは、上記で挙げた「データを管理する」「業務の効率化を図る」の2つです。

統一したデータ管理

採用担当は多くの応募者の経歴や評価、面接の日程などの情報を整理しなければなりません。また、複数の求人情報サイトで情報を発信したり、それをいくつものSNSと連携させたりと、非常に手間がかかります。

そこで、このような作業をすべて統一管理し、その上で、そこから得られたデータを分析し、「見える化」できるようにするサービスが登場しています。このようなサービスには、株式会社ビズリーチが運営するHRMOS(ハーモス)や、株式会社Donutsのジョブカン、株式会社ネオキャリアによるJinjerなどがあります。

判断を自動化する

これは、応募者のデータや面接のスケジュールを自動的にまとめてくれるということ、そして、採用担当が行なっている合否判断を人工知能による判断に任せて自動化してくれるということを意味しています。現段階では採用フロー全てを完全に自動化するということは現実的ではありませんが、数年後には人が機械に置き換わっているかもしれません。

もっとも、現在でも人事的な判断は部分的に自動化されています。例えば、SPIなどの適性検査では、応募者の思考力や性格を機械的に分析し、それをもとに人事担当者が判断を行っているので、判断を部分的に機械にゆだねているといえるでしょう。

そのような先進的なサービスの一つに、Institution for a Global Society株式会社が提供しているGROW 360があります。GROW 360は、自分のパーソナリティーに関する自己評価や他己評価をスマホアプリで行ない、その結果を、選択肢を選ぶ際の指の動きまで含めて人工知能に分析させることで、自分自身でも気づいていないような潜在的な能力を見極めることができます。

HRテックで実現する管理×効率×最適化

人事の人たちは採用活動だけが業務ではありません。他にも人材育成や評価などの多くの業務があります。でも「採用活動の真っ只中で他の業務に手が回らない」、このような悩みもHRテックが解決してくれます。

HRテックで効率化が見込めることは以下の3つです。

1. 人事データを管理

人事業務において、データの整理・保管は大きな課題であり、必要なデータをすぐに取り出せるよう探す手間を省かなければいけません。HRテックを用いて、データを1つのシステムで管理することができ、さらに、分析まですることが可能です。それにより人事評価や人材配置をスムーズに行なうことができます。

2. 業務の効率化

入退社や昇格、産休などの処理手続きは、定型的であることが殆どであり、その業務を自動化することで業務の効率化が可能となります。

3. 組織の最適化

組織としての価値を高めるために、数値から組織を可視化し、改善に取り組むことができます。従業員の満足度向上や離職率を抑えることにつなげることができます。

HRテックで職場環境もよくなる?!

米国で採用管理HRテックサービスを提供しているGreenhosue社の創業者、ダニエル・チェイト(Daniel Chait)氏は、TechCrunch誌のインタビューで以下のように発言しています。

「例えば、電話越しでの技術的なスクリーニングを突破しても、いつも対面での面接になると落ちてしまう応募者がいるよね。対面の面接は電話よりもコストがかかる。そこで、私たちのサービスを使って、のちの採用フローで落ちてしまう応募者のパターンを特定し、彼らを初期の段階ではじくための方法を提案したいと思っている」

この話を聞いて、人工知能による判断によって自分の人生が左右されてしまうのには抵抗感があるという人がいると思います。しかし、求める人物像とは違った人を採用したり、直感やフィーリングに頼った判断をしがちな採用担当よりも、データに基づいた論理的な判断をする人工知能に任せたほうが、結果として多くの人が充実した働き方を実現できるのかもしれません。

まとめ

本稿では、人事が抱える悩みやそれを解決するために活用されているHRテックについて解説しました。実際に多くの企業・団体が導入しており、ソフトバンク株式会社ではエントリーシート選考をAIが行なっています。また、HRテックを活用したサービスは390以上に上り、これからも新たなサービスが増えるかもしれません。

人事業務の改善に取り組もうと考えている方は、一度、検討してみてはいかがでしょうか?

最新情報をチェックしよう!
Advertisement
>TeamHackで、タスク管理を驚くほどラクに。

TeamHackで、タスク管理を驚くほどラクに。

TeamHackは、タスク管理とチャットが同時にできる「業務コミュニケーションのしやすさ」に特化したオンラインワークスペースです。コミュニケーションツールとタスク管理ツールを行ったり来たりして、二重に管理の手間がかかる問題をスッキリ解決します。

CTR IMG