フリーランスってどれだけ稼げるの? その始まりはボランティアからでした

最近すっかり浸透してきたフリーランスという働き方。とりわけ女性の多くは、フリーランスという働き方に憧れや興味を持っている人が多いように思います。現在フリーランスとして働いている私も、いつかフリーランスになってみたいと考えたのは10年近く前になるかもしれません。それでも、育児と仕事でいっぱいいっぱいの毎日を過ごし、いつしか自分には関係のないことと思うようになっていました。
そんな私が、なぜフリーランスを選んだのか。それにはライフスタイルを大きく変えざるを得なかった家庭の事情がありました。今回は、そんな私のフリーランスになった理由と、実際にフリーランスになってからの収入事情について赤裸々にご紹介したいと思います。

フリーランスを選んだ理由

私がフリーランスを選ぶことになった大きな人生の転機は、夫の転勤でした。しかも赴任先は、タイのバンコク。想定していなかった国外でした。小学生2人、保育園児1人の3人娘がいますが、一番上は高学年になっていたので、まさかこのタイミングで転勤などないだろうと、私もおそらく夫も考えていたと思います。転勤対象になるのは、もう少し若い人(子どもが小さい家庭)が多いように考えていたからです。

これまで転職経験は何度かあるものの、大学卒業以来ずっと正社員として働いていた私は、夫の海外赴任の話を聞いても、すぐに仕事を辞める気にはなれませんでした。というよりも、辞める選択肢など頭にまったく浮かびませんでした。まず、当時在籍していた会社を辞めずに、リモートで仕事が続けられないかという交渉から開始。週何日かの在宅勤務制度をすでに活用していたのもあり、職場に行かなくても仕事ができる自信は十分にありました。ただ、当然ながらその会社にフルリモートで働く社員など他にはいなく、制度として認められてもいなかったので、その交渉はかなり難航。期間でいうと3〜4カ月、あらゆる人に相談、交渉をしましたが、結果、特例として認めることはできないとして、退職を余儀なくされたのです。

余談ですが、会社からは「休職はどうか?」との提案は受けていましたが、自己都合の休職の場合、毎月の社会保険料が自己負担になります。いやらしい話ではありますが、毎月給与から引かれる社会保険料は決して安い額ではありません(給与明細を確認している人ならご存知かと思います)。会社員であれば数万円の社会保険料が毎月給与から天引きされるわけですが、それを給与が支払われない休職期間も自分で支払わなければならないということで、休職は辞退しました。毎月数万円、年間にすると100万円近くになります。1年限定の赴任など期間が定められていたならば、休職も良かったのかもしれませんが、私の夫の場合は赴任期間が決まってなく、最低でも3年と言われていたこともあり、休職するのは賢明ではないと判断しました。

話を戻して仕事をどうするかについてですが、会社にリモートで続けられないかという交渉中に考えていた別の道は転職でした。バンコクの会社で働けるところを見つけようというもの。どこまで会社員にこだわっていたのでしょうか。今考えると笑ってしまいますが、十何年間も会社員を続けていると、その立場がなくなるという恐怖心にずっと付きまとわれているような感覚でした。日本にいる間に、現地の会社とSkype面接をしたり、転職活動も時間を見つけては進めていました。
そんな中、会社を退職することだけは決まったものの、次に勤める会社まではまだ未定のまま、私は子どもを連れてバンコクへ渡りました。

まず始めた現地ボランティア&リモート副業で明らかになった次の道

なぜ次にすることを決めずにバンコクへ渡ったかというと、私はバンコクへ渡る直前まで勤務を続けていて、最終出社日から約2カ月間は有休消化期間になっていたからです。つまりバンコクに渡ってもしばらくは前の会社の社員という立場だったのです。その有休消化期間に、次にすることを決めれば良いという気持ちでした。

実際、最初に始めたのは日本でSkype面接を通して概ね内定をいただいていた会社(バンコクで日本人向けにフリーペーパーを発行している会社)でのボランティア。当時、8割くらいはこの会社に入社するだろうという気持ちがありました。ただ前職の有休消化中だったので、その間はボランティアということで始めさせていただきました。ボランティアだったので、週3〜4日程度、1日5時間程度オフィスへ行き、Webサイトのリニューアルやプランについてお手伝いをしていました。

この頃から「フリーランス」や「日本の仕事をリモート」でといったことを少しずつ意識していたように思います。というのも、ボランティアの傍ら隙間時間に始めたリモートでの日本の仕事は、想像以上にたくさんあり、小遣い稼ぎ程度にはなっていたから。

一方で、バンコクではまだまだ賃金水準が日本に比べると遥かに低く、このままタイの会社に転職し、日本と同じ内容の仕事で、同じ時間働いたとしても半額近い収入ダウンが見込まれていました(労働法上、タイではタイ人よりも日本人はかなり高い給与水準ではあるのですが、それでも日本国内の収入の半額前後、中には1/3程度になる会社もありました)。

お金のためだけに働いているわけではないものの、同じ仕事をしていてもこれだけの給与格差のある仕事を続けるのか、それともリモートで日本水準の収入を得るのかと考えると、後者に気持ちが傾いていきました。3人の娘の育児もあったので、リモートワークだと働き方に自由が効くのも変えがたい魅力でした。

さらに、私は夫の転勤に付いてきた「帯同者」としてのビザを夫の会社に取ってもらっていました。私がどこか現地の会社に就職するということは、その帯同ビザを夫の会社にキャンセルしてもらい、私個人の労働ビザを取ることになります。海外で働くというのは、ビザが関わるとても生活に直結した問題であるため、それはそれでかなりのリスクだと思い、現地の会社に就職するという考えは少しずつなくなっていきました。

フリーランスになってからの収入事情

約2カ月間の有休消化期間中に、バンコク現地でのボランティアと日本のリモートの仕事を少しずつ始めていた私は、最終的にこちらで私は労働ビザは取らない(現地の会社に就職しない)という決心をしました。

この間、リモートワークでの収入は月に2〜3万円程度(1つの仕事につき、数千円の報酬)だったと記憶しています。ただ会社員ではないので、いつでもどこでも自分の隙間時間に取り組んでこの収入だったので、安いという感覚はありませんでした。それよりもむしろ、こんな隙間時間にやったことでも、お金になるんだという喜びに似た驚きのほうが大きかったように思います。

それでも、いざこのリモートかつフリーでの仕事に舵を切って、どこまで稼げるのかは未知の領域でした。正直、不安でした。そんな不安から、本当にやりたいのか?と思うような仕事にも手当たり次第、手を出して、失敗したことも少なくありません。そんな中でも、やはり確度高く、自分のスキルにもマッチした良い仕事との巡り合いにより、徐々に収入は安定。このような良い仕事というのは、だいたい知り合いからの紹介といっ人脈から得たものでした。そもそも、そういった人脈なしに探した仕事は、トライアル1回を相場の半額くらいでやる→結果、断られるなども多く、続いているものもかなりの安価で頼まれているというケースが多く、フリーランス生命に人脈は命だと感じています。

以下に、フリーランスになってこれまでの収入とどのように仕事をしていたかをご紹介します。

〜2カ月】収入 2〜3万円/月
      ∟クラウドワークスやランサーズで案件を見つけてリモートで作業
3カ月目】収入 8万円程度/月
      ∟知人の紹介で時間報酬のリモートの仕事をスタート(オンライン秘書業務)
       上記にプラスしてそれまでしていたクラウドの案件を地道に続ける
3カ月目】収入12万円程度/月
      ∟知人紹介のリモートの仕事(オンライン秘書業務)の案件増加
       上記にプラスしてそれまでしていたクラウドの案件も増加
4カ月〜】収入18万円〜/月
      ∟知人紹介のリモートの仕事(オンライン秘書業務)のさらなる案件増加
       上記にプラスしてそれまでしていたクラウドの案件
       新たに知人に紹介されて執筆の仕事など増加

上記のように、本格的にフリーランスとして稼いでいこうと考えて3カ月程度でそれなりの報酬額に達することができました。現在、半年が経過していますが、月によってそれなりにバラツキはあるものの、15万円程度は収入を確保できる状況が整ったように思います。実は、現在もフリーペーパーの会社でボランティアを続けており、時間的に完全にリモートワークに割けることができない状況があったのですが、このボランティアも今月で卒業する予定ですので、そうするともう少しリモートでの仕事の量が増やせるかなと考えています。

フリーランスってどれだけ稼げるの?のまとめ

フリーランスは、やっただけ稼げる(やらないと稼げない)働き方なので、安定性に欠ける面もある一方で、働く側にとってもある意味自由です。今月は頑張りたい、今月はちょっと休みたいなどの、ライフスタイルに合わせて仕事をコントロールできるのもメリットかと考えています。そういった、自己コントロールができるようになりさえすれば、こんなに楽しい働き方はありません。これからもいろいろな課題は出てくると思いますが、トライ&エラーでいろいろ挑戦してみようと思います。

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