話が長いと嫌われる?5分のライトニングトークで賢くなろう

プレゼンテーションや発表の機会さらには普段の会話の中で話が長いと言われたことはないでしょうか。本屋のビジネス書コーナーに立ち寄ると『一分で話せ』とか『短く伝える技術』など要点をうまく端的にまとめる方法論を紹介する本は売っています。しかし『話を長くする方法』や『冗長に伝える方法』などは売っていません。

つまり世の中のニーズは端的に要点を話せる技術です。多くの人は無駄に中身の長い話を聞く時間も余裕もありません。

話が長いってよく言われると悩んでいる方はライトニングトークをする機会を設けてみると良いでしょう。ライトニングトークは簡単に言えば短いプレゼンテーションのことです。話を短くする訓練をしましょう。

目次

ライトニングトークとは短いプレゼンのこと

ライトニングトークとは短いプレゼンテーションのことです。持ち時間は一般的には約5分程度です。IT業界で盛んに行われています。プログラミング言語の一にPythonのカンファレンスで初めて行われたとされています。最初はショートトークと呼ばれていましたが後にライトニングトークという言葉が用いられ浸透していきました。

ライトニングトークで話が長いプレゼン苦手も解消! LTの3つの効用

ライトニングトークをすると良いことが3つあります。

  • 短く話しをまとめる練習になる
  • たくさんの人の話を聞ける
  • 教え合い・学びあいの機会が生まれる

普段、交流していても他愛のない話ばかりでお互いの得意分野や専門分野についての情報交換などできていないことも多いのではないでしょうか。他愛もない話や飲み会も会話も楽しい時間です。しかしお互いの得意分野を発表し合うことでお互いの強みや魅力を再確認できて勉強にもなります。しかも短く端的に情報をまとめる訓練までできてしまいます。

短く話をまとめる練習になる

ライトニングトークでは一般的に5分の持ち時間でプレゼンテーションを行います。一般的なプレゼンテーションよりも時間が限られている分、本当に伝えたいことや大切なことを端的にまとめて話す必要があります。

私はタイの国立大学では1コマ180分の持ち時間があったため、話が長くなる傾向にありました。そのせいかよく友人から「話が長い! 」と言われることも恥かしながら多かったのです。

実際に5分で話がまとまるようにプレゼンテーションを企画してみると無駄なことを話す時間はありません。慣れていないと一人で予行演習してみると簡単に時間をオーバーしてしまいます。

たくさんの人の話を聞ける

ライトニングトークは一般的に5分と短い時間が設定されています。場合によっては10分など少し長くしても良いですが時間を区切ることで、たくさんの人の話を順番に聞くことができます。普段、交流している人の専門分野や得意分野を改めて聞く機会は少ないのではないでしょうか。それぞれ順番に時間を区切ってテーマを絞って話すことでライトニングトークの参加者は多くの人の話を聞くことができます。

教え合い・学び合いの場が生まれる

ただ話を聞くだけでよりも自分が教える立場になることで勉強になることもあります。インプットするだけでなくアウトプットすることを通して成長できます。しかしアウトプットだけでも独りよがりになってしまいます。

お互いが教え合い・学び合う場をつくれば聞く力も話す力も養うことができます。そして、自分があまり詳しくない分野の話も聞くことができ知見も広がります。

ライトニングトークが用いられる主な場は

ライトニングトークはもともと企業や官公庁の開催するイベント、IT企業の研修などでよく行われます。会社員やフリーランスなどで働いていると機会があればライトニングトークをすることもあるかもしれません。

カンファレンス

カンファレンスは目的に沿った会議のことです。会社やチームで働いていると重要事項を話し合うオフィシャルな場もあるのではないでしょうか。最近ではカンファレンスの中でライトニングトークをする機会も珍しくありません。普段から自発的にライトニングトークをしておくと実際のビジネスシーンでも慌てずにすみます。

フォーラム

フォーラムは公開討論会のことです。会社など組織の中だけではなく一般に開かれた討論会でもライトニングトークの形式が採用されることがあります。フォラームでは一つの問題について複数人が異なる面から意見を述べ合い、質疑応答を繰り返します。ライトニングトークは持ち時間を短く設定するためフォーラムの形式でも上手く機能します。

IT企業の研修・勉強会

IT企業の研修や勉強会でもライトニングトークをするところが増えています。上手くプレゼンテーションをするトレーニングにもなります。しかも、それぞれの得意分野をライトニングトークをすることで限られた時間で参加者同士が共有できます。

プレゼンテーションなどに慣れていないと話が長くなってしまうことも珍しくありません。ついつい無言の場に耐えられず話すぎてしまいます。研修の場でライトニングトークをする機会があれば端的に情報をまとめて発表する練習になります。

ライトニングトークの手順

ライトニングトークの手順の例をご紹介します。まずは手順通りにやってみて慣れてきたら自分達のやりやすいようにやってみてください。

ライトニングトークで好まれるネタを考える

ライトニングトークに参加する人達のことをまずは考えましょう。何を伝えるかを考える前に、話を聞く人のことを考えて好まれるネタを探すことが大切です。興味を持ってもらえそうにないテーマで話しても、なかなか聞いてもらえません。話を聞いてくれる人が興味を持ってくれて聞いてよかったと思ってくれるテーマを選ぶことが大切です。

ライトニングトークで必要なら完結なスライドを用意する

ライトニングトークではパワーポイントなどのスライドを用いることもあります。スライドを用意する場合は簡潔なスライドを用意してください。スライドをつくるコツは基本的に1つのスライドに1つの主張だけをいれることです。

情報を盛りこもうとするあまりスライドが文字で埋まってしまい、何が大切なのかよく変わらないことがたくさんあります。何か別に参照する資料や細かいデータがある場合は別途スライドとは別に用意しましょう。ライトニングトークでリアルタイムで見せるスライドは原則1つのスライドに1つの主張です。

ライトニングトークの時間内で発表する

ライトニングトークには制限時間が設けられています。制限時間の範囲で話が終わるように慣れていないなら予行演習をしておきましょう。制限時間が終わってもダラダラと話続けてしまうと他の発表者にも迷惑がかかってしまいます。

時間内で発表できるかどうか分からないようなら事前にリハーサルをして練習しておきましょう。話を短くまとめる良い練習になります。

ライトニングトークの質問に応える

プレゼンテーションの時間が終わったら質問に答えましょう。ライトニングトークではプレゼンテーションをする時間と質問の時間はしっかりと分けたほうが上手くいきます。限られたプレゼンテーションの時間に割り込みの質問が入るとすぐに時間をオーバーしてしまうからです。また短いライトニングトークでは限られたことしか話せないため参加者が疑問に思うところもたくさん出てくるでしょう。質問に答えることで発表する人と聞く人との間にコミュニケーションが生まれます

順番にライトニングトークを回していく

プレゼンテーションが終わったら順番に発表する人を交代して回していきましょう。ライトニングトーク全体の時間も考え参加予定者全員にプレゼンテーションの時間が回るように余裕をもった時間配分をしましょう。場合によってはライトニングトーク全体を指揮する司会者を立てると上手くいきやすいのではないでしょうか。

ライトニングトークのコツ

実際にライトニングトークをする際に気をつけることをご紹介します。少しの心がけだけでライトニングトークはすぐに上達します。何も考えずに何度もプレゼンテーションをしても、なかなか上手になりません。気をつけないといけないポイントを意識して取り組みましょう。

プレゼンが苦手ならリハーサルをする

プレゼンが苦手ならリハーサルをしましょう。人前でいきなり話すのは慣れない人にとっては大変なことです。誰もいないところで実際にリハーサルをしてみることで余分な情報を削るなど改善点もたくさん見つかります。

私は大学や小学校で教えはじめの時は毎回、話すのに緊張していました。特に慣れないテーマのことを話すときは事前に簡単なリハーサル、予行演習をしてから本番に入りました。

大学生の頃に大手のテレビ局のバラエティ番組や歌番組の裏方のアルバイトをしていたことがあるのですがテレビの放映前は、カメラの動きや映りなど入念なリハーサルがされていて驚いたのを覚えています。

ライトニングトークのリハーサルと本番の繰り返しで少しずつ発表が端的に短く洗練された形になっていきます。

時間内に終わるようにまとめる

ライトニングトークには参加者一人一人に持ち時間があります。そしてライトニングトーク全体での時間もあります。そのため時間内に必ず終わらせるようにしましょう。少しぐらいならオーバーしても良いだろうと考えてしまうと2分オーバーしたとします。参加者が10人ならば単純計算で20分も全体時間でオーバーします。話を時間内にまとめる訓練をしっかりとしましょう。

大きな声ではっきりと話す

大きな声ではっきりと話ましょう。小さな声でボソボソと話をされたらどんなに良い内容でも印象に残りません。実際のプレゼンテーションでは内容だけでなく話し方も大切です。せっかく良い内容のプレゼンでも伝え方が悪いと人に届かないものです。

私がライトニングトークに興味をもったきっかけ

私はデザイナーやエンジニア、元金融の専門家の方、不動産関係の方、写真家など様々な職種の方と交流させていただいています。交流している人達とたまに飲み会などを開いて他愛もない話で盛りあがっていて、それはそれで楽しい時間です。

しかし、これだけ各分野で活躍している人がいるなら「教え合い、学び合い」の場とか設けたら面白いなと感じました。もともと大学や小学校などで研究授業でお互いに教える方法を紹介し合う文化が国内外の教育機関にあったので、ふと思いつきました。

IT企業出身の人からアイデアをもらった

ライターで交流のある元IT業界の方がライトニングトーク形式でやれば面白いのではと提案してくれました。私はその方から聞いてライトニングトークを知ったのですが、短いプレゼンテーション形式で要点や大切なことなどをお互い発表し合う場を設けられらたら面白いなと感じました。しかも持ち時間を短く設定すれば話しをまとめる訓練にもなります。

オンラインサロンなどで知り合った人の得意を聞いてみたかった

オンラインサロンやコワーキングスペースなどで知り合う人の中には私があまり明るくない分野の専門家やプロの方もたくさんいます。普段、友人として交流している人の中にも凄い人がたくさんいるのですが世間話だけで会話が終わってしまうことばかりでした。普段の交流の場で専門分野の話を聞くのも何となく気がひけます。この人のこんな話を聞いてみたいなと思うことも多々ありました。

一方通行で教えるより、みんなが先生・生徒役ができないかと考えた

ある日、ライターについて教えて欲しいと頼まれたことがあります。しかし私はカメラとか撮影のことを教えて欲しいなと頼んできた人に思っていました。自分が一方的に先生役だけをやるよりも他の人の話を聞いてみたかったのです。

みんなで教えあう形の方がフラットな関係でお互いの得意を共有することで新しい価値が生まれないかなと考えました。

飲み会も楽しいけどライトニングトークもきっと楽しい

飲み会での交流も楽しいものです。しかし改めて普段、交流のある人と得意分野をライトニングトークを通して交換し合うのも楽しいのではないでしょうか。なかなか一同に人を集めるスケジュールと時間が組めませんが小規模でもはじめられたらと考えています。4人ぐらいで簡単にやってみたこともあるのですが有意義な時間になりました。

いろんな得意をライトニングトークで共有したい

いろんな得意分野を共有することでお互いにない知見を得ることができます。しかも短時間でその分野のエッセンスを共有することでお互いに成長することができます。お互いの得意分野をつなげてみるだけでも新しいものが生まれます。

金融とITが結びついてFinTechになったり、コワーキングスペースと宿が結びついてコリビングになるのと同じように新しいものが生まれるのではないでしょうか。

開発合宿や作業会にライトニングトークを加えたら面白い

開発合宿や作業会などをする機会もエンジニアなど中心に多いのではないでしょうか。そこに参加者同士のライトニングトークの時間を設けることで、より面白くなります。ただ仕事や作業をするだけではなく知見を共有することで新しいものが生み出せるかもしれません。

まとめ

ライトニングトークは短いプレゼンテーションのことで3つの効果があります。

  • 話を短くまとめられる
  • 一度の時間に多人数の話を聞ける
  • 教え合い・学び合いの場が生まれる

普段、交流のある人とライトニングトークを気軽にしてみることで知らない一面や専門性、得意分野も見つかるかもしれません。また開発合宿や作業会などをする際にもライトニングトークの時間を設けるとお互いの学びになります。企業のフォーラムやカンファレンスなどでもライトニングトークをする機会があるので慣れておくと良いでしょう。

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