仕事をする時、みなさんのモチベーションは常に高いですか?「モチベーション(やる気)が下がって仕事に集中できない」「あの人はどうやって高いモチベーションを保っているのだろう?」と考えたことがある人は少なくないはずです。
今回は、
- なぜモチベーションが下がってしまうのか
- モチベーションの立て直し方
- モチベーションを維持するための方法
を紹介します!
なぜ仕事モチベーションは下がるのか?
まずは、自身のモチベーションが下がってしまっている要因を考えることから始めましょう。
仕事モチベーションが下がる要因は人によってさまざまです。モチベーションが下がってしまう例として、以下が考えられます。
- 仕事自体が楽しくない
- 一緒に仕事をしているメンバー(同僚や上司)と合わない
- 給料が低い(業務内容と報酬が合っていない)
- 仕事量がキャパを超えている
- 寝不足が続いている
- 職場やプライベートでおしゃべりができる友人がいない
上記で挙げたような例は、会社の中に問題(規則など)がある場合と、本人の問題(体調面やメンタル面など)が要因になっている場合があります。
特に、本人の問題は仕事とは直接的な関係がない場合もあるため、例では紹介されていないような、恋人との関係が上手くいっていないなど、些細なことが仕事のモチベーションに影響を与えていることもあります。
仮に、仕事モチベーションが下がっている要因がはっきりと分からなくても大丈夫です。時間をかけて要因を探しだすことは悪いことではありませんが、逆に不安な気持ちが大きくなってしまうこともあります。それよりは、問題解決のために、いろいろと試すほうが気持ちは和らぐものです。
仕事モチベーションを上げるにはどうするか?
モチベーションが下がってしまった要因を見つけたら、次は解決する手段を考えます。
先ほどの例に当てはめた解決手段は、
- 業務内容の見直し
- 転職や異動を考える
- タスク量を減らしてもらう
- 寝不足を改善する(動画の見過ぎが原因ならば視聴時間を減らす)
- セミナーや地域のスポーツクラブなどに行ってみる
など、人によってモチベーションが下がっている要因が違えば、モチベーションを上げる方法も違うので、自分に合った方法を探す必要があります。
しかし、解決策を見てわかるように、会社側の要因の場合、自身の意向を伝えるだけに留まってしまい、自分で解決することが難しいこともあります。
他にも、転職や異動はリスクが高いと感じたり、業務の締め切りがあるから残業は仕方ないなど、自分の都合だけではどうにもならないこともありえます。
このようにすぐに解決できない場合でも、ステップを踏むことで少しずつ仕事モチベーションを立て直すことができるかもしれません。
仕事モチベーションを立て直すには?
いま:仕事が楽しくない
- ステップ1:内的要因(自分自身の問題)なのか、それとも外的要因(会社の規則など)か判断する
- ステップ2:内的要因なら、どの状態が自分にとって楽しいと思えるか考える、外的要因であるなら、同じような仕事をしている仲間の中から一番楽しそうな人を探す
- ステップ3:現状で改善することができる範囲を知って、実行してみる
最終目標:仕事が楽しい
ステップ1
「いま」モチベーションが下がってしまっている要因はどこから来ているのか考えます。取り組んでいる仕事内容に意味を見出せないと思っているから楽しくないのか(内的要因)、タスクをこなしても上司から評価されないこと(外的要因)がモチベーションに影響しているのか見分けることで、対処方法が変わってきます。
ステップ2

ここでは、ステップ1で明らかになった要因をもとに、理想の状態について考えます。
ステップ1で、仕事の有意性を感じていないことに気づいたのなら、それに対して自分が描いている理想をイメージします。
多くの方は、なぜ楽しくないのかを言語化するには困りませんが、反対に仕事を楽しくしている理想の状態を上手に言語化することができないようです。そこをしっかり言語化することで、どうしたらいいのかが見えてきます。
楽しい状態を見つけるコツとして、日々の仕事内容を振り返ることをおすすめします。
たとえば、私の場合、出社後すぐにパソコンを起動させて昨日分の記事集計をします。次に最新記事の更新をして、その後に、、、と業務を細かく振り返ります。この振り返りを通して、「あっ!この業務をしている時間が意外に好きかも」と気づきがあるかもしれませんし、同僚が担当しているあの業務をやってみたかったんだと思い出せることもあります。
ステップ3
ステップ3では、考えた対処法を実行にうつします。
ステップ2を終えた段階で、ぼんやりと「仕事を楽しんでやりたい」ではなく、具体的に「こういう時が私にとって楽しめている状態なんだ」としっかりイメージができ、そのために何をやるのかまでがぼんやりとわかってきました。
もし、振り返りの中から、新規クライアントを獲得する業務が楽しい状態であることに気づいたのであれば、そのために営業力を磨こうとするかもしれません。あとは、その完成度を上げるためにコミュニケーションスキルや論理的思考力を身につけるなどの案を実行するだけです!
できそうなところから変えてみる、それがモチベーションにつながり、気づいた時には「あれ?なんか楽しく仕事できてる!」 という状態になっているでしょう。
具体的にはどういう方法があるの?
前項では、どういうステップを踏んでモチベーションを上げるかについて解説しました。でも、どういう風に考えたらいいの? どうやったら頭の中にある理想を整理できるの? と疑問に感じた人もいると思います。
以下では、これまでとは違う側面から現状を見る思考法「リフレーミング」、理想を実現するためにどうしたらいいか深堀りする「マンダラチャート」について紹介します。
リフレーミング
ある出来事や物事に対して、現状の見方や考えを変えることです。たとえば、仕事での失敗を「自分ってだめだな」ではなく、「失敗する方法を学べた」と前向きに捉える方法がリフレーミングです。「リフレーミング」を行なうことで自分と向き合うこともできるので、頭の中を整理したい時にもおすすめです。
以下で、リフレーミングについて詳しく説明しているので参考にしてください。
【完全理解】一瞬で世界を変えるリフレーミングの効果と活用事例リフレーミングはものごとを前向きに捉えるための心理学の技術ですが、汎用性が高く、ビジネスの世界にも応用可能です。リフレーミングという言葉を聞いたことがなかった人でも、本記[…]
マンダラチャート
このマンダラチャートは、ステップ3で使用します。9つのマスを作り、マスの中央に最終目標やステップ2で明らかになった理想の状態を置いて、その周りに目標を達成するために必要なことを配置します。この方法を用いることで、意識することや実際にどう行動したらいいのかが明確になります。
マンダラチャートの詳しい説明はこちらにまとめています。
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高いモチベーションを上手に維持するためには?
せっかくモチベーションを上げたからには、その状態を維持し続けたいと思いませんか? ここでは、モチベーションを維持することにつながる方法をいくつか紹介します!
体を充実させる

仕事で疲れを感じている時こそ、運動することをおすすめします。
貴重な休日に運動をすることは、余計に疲れるだけと思う人もいると思いますが、体をほぐすようなストレッチ運動だけでも疲労を回復することができます。そして、消費エネルギー量を上げることもできるので、健康的になり、心身ともにリフレッシュさせることができます。「スッキリした!」と思える程度の運動を試してみましょう!
自然に目を向ける
これは気持ちを和やかにするためにおすすめの方法です。
家の近くに咲いている花や小川、向こう側に見えている山に目を向けるだけで、心が軽くなったような感覚を覚えるはずです。これは、コルチゾールというストレスホルモンの量が減少するために得られる感覚だそうです。
私はよく海辺を歩くのですが、帰宅する頃には心が穏やかになっています。
おしゃべりをする

友人と話していると楽しい気持ちになりませんか? その気持ちもモチベーションを維持するための助けになるのです。悩みを話すのも良し、お互いの近況を話すのも良し、ただただ世間話をすることもありです。
解散するときに、「また会って話そうね!」って思えたなら自然と明日も頑張ろう!とポジティブな思考になっているはずです。
まとめ
今回はモチベーションについて説明しました。しかし、合う合わないといった個人差があるので、この方法で必ず良くなる! というようなメソッドはありません。ですので、この記事で取り上げられていないような方法がモチベーションアップにつながったりすることも十分に考えられます。
また、仕事モチベーションを上げる際、荒療治ではなく、自身の心と体の状態にあったペースでモチベーションを確立しましょう!