結局何を選んだらいいの?チームビルディングに有効なアクティビティ集

チームアクティビティは、チームビルディングの効率的な手法として知られています。しかし、チームの段階によって有効なチームアクティビティは変わっていきます。自分のチームはどの段階にいるのかしっかり見極めた上で、より良いチームアクティビティを選択していきましょう。

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アクティビティは3種類に分けられる


まずは、実際にどのようなチームビルディングがあるのか、事例を通して見ていきましょう。チームビルディングのためのアクティビティにはさまざまなものがありますが、主な狙いによって大きく3つに分けて説明していきます。

事例1:コミュニケーション型アクティビティ

このチームビルディングは、参加者が対話することによって、組織におけるコミュニケーションの重要性を理解してもらうことが目的です。簡単な自己紹介をするアイスブレイクからジグソーメソッドによって体感するゲームなどさまざまなアクティビティがあります。

ジグソーメソッドとは、テーマに関する情報が、参加者に断片的に与えられ、対話を通して全体像を再生させていく方法です。このジグソーメソッドをもとに開発された代表的なゲームには、「9人のポジション」というものがあります。ある野球チームの9選手がどのポジションを守っているかを、メンバーそれぞれに手渡された断片的な情報をもとに、制限時間内に突き止めるという内容です。参加者はこのゲームを通して、情報を相手に伝える難しさや、チームでのコンセンサスの取り方などを体感し、学んだことを実際のチームで行う業務に活かすことができます。

事例2:目標達成型アクティビティ

このチームビルディングは、より高い成果を生み出すために、チームが協力し合うことを目的としたアクティビティです。参加者をチームに分けて対戦型で行なうとさらに効果的です。

例えば、「マシュマロ・チャレンジ」というゲームがあります。制限時間内に、パスタの麺を使ってできるだけ高いタワーを建て、その上にマシュマロを乗せてその高さを競うゲームです。よりよい結果を出すために、メンバーひとりひとりの協力が必要であることを体感することができます。またこのゲームは実践した後、各チームで振り返りを行います。振り返りを行なうことによって記録を伸ばすことができたとき、チームワークにおけるPDCAの大切さも同時に学ぶことができます。

事例3:体験型アクティビティ

このチームビルディングは、参加者が記憶に残るような楽しいことや辛いことをともに体験することによって、チームの結束力を高めるためのアクティビティです。事例1と2にあるような室内のアクティビティよりも、外で行なわれるアクティビティのほうが一体感を味わうことができます。

例えば、スポーツ大会や野外合宿など、身体を動かすようなアクティビティを通して何かを達成したときに、チームの結束力が生まれます。参加者はチームで達成する喜びを実感することができ、実際の業務においても助け合う姿勢やモチベーションにつながることが期待されます。

より良いチームマネジメントを行なうためには、チーム全員の意識改革が必要です。「よいチームマネジメントのための目標の定め方。常に「チーム全体」で目標を達成するために」ではチームマネジメントの成功事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

あなたのチームはどのアクティビティを選択すればいい?

このように、チームビルディングにはいくつかの種類のアクティビティがあります。それでは、どのようにあなたの組織にとって最適なアクティビティを選択すればよいのでしょうか。

タックマンモデルを使ってアクティビティを選択する

そこでひとつのヒントとなるのが、「タックマンモデル」という理論です。これはアメリカの心理学者B. W. Tuckmanが提唱したチームビルディングに関する理論で、チームはただメンバーが集まっているだけでは機能せず、段階を経ることで機能するようになるという考え方です。タックマンモデルによると、チームは5つの段階に分類されます。

1. 形成期チームが組織され、メンバーが顔合わせをしている段階です。メンバーの性格や価値観などがお互いまだ分かっていない段階であり、また、チームとしての目標も明確には定まっていません。
2. 混乱期チームの目的や目標がある程度明確になり、チームとしての動き方や業務の進め方などの具体的な議論が始まると、メンバーの間で意見の食い違いや対立が生まれます。お互いに意見をぶつけ合いながら、価値観のすり合わせを行っていきます。
3. 統一期価値観や業務の進め方がメンバー全体で共有し、統一感のある安定したチームを形成してく段階です。その中で、メンバー間の役割分担などが明確になったり、行動様式の規範が生まれるようになります。
4. 機能期チーム全体で目標や価値観が共有され、メンバー間の信頼関係が生まれることで、成熟したチームになった段階です。この段階になってやっと、チームは本来の力を発揮できるようになります。
5. 解散期チームとしての目標を達成し、チームが解散する段階です。これは当初のタックマンモデルには含まれていませんでしたが、現在ではこの段階まだ含められることが多いです。

このタックマンモデルを参照し、自分のチームが今どの段階にいるのかということを考えることで、どの種類のアクティビティを行えばよいのかが分かります。

例えば、あるチームが形成期の段階にあるときには、コミュニケーション型アクティビティが効果的です。対話を通じてまずはお互いを知り、チームのコミュニケーション力を高めることで次のステージへと進めるからです。また混乱期の段階にあるときは、ひとつの目標を共有し、それを達成するためのモチベーションを高めるために、目標達成型のアクティビティが最適でしょう。

チームアクティビティを実施するにあたっての注意点


最後に、実際にチームビルディングアクティビティを実施するにあたっての注意点を指摘したいと思います。

メンバーの主体性が重要になる

チームビルディングは、そのチームのリーダーが率先して取り組むことが前提としてありますが、もっとも重要なのはそのほかのメンバーが「やらされ感」からではなく、自ら主体的に取り組むことです。

参加者の主体性を高めるためには、チームビルディングを始める前に、現状のチームにおける問題の共有が欠かせません。参加者ひとりひとりがその問題を問題点として認識し、チームビルディングによってチームのレベルアップを図りたいと動機づけられることが大切です。

アクティビティーの事前にアンケート調査を実施し、社員がどのようなことを問題視しているかについてその結果の共有から始めてみるのも効果的かもしれません。

振り返りをして考え方をシェアしよう

またアクティビティを実施した後は、チームビルディングを行う前と後にどのような変化や学びがあったかについて必ず振り返りを行うようにしましょう。

このときもリーダーとしての見解をシェアすることは大切ですが、その考えを押し付けてはいけません。まずはメンバーの率直なフィードバックを聞くことが、次によりよいチームビルディングを行うために重要なポイントです。

「効果的なチームビルディング」についてのまとめ

チームビルディングは、ただ楽しいだけのアクティビティで終わってしまっては、あまり意味がありません。組織が抱える課題に応じたアクティビティを選択し、より強い組織をつくるためのものであるべきでしょう。そのためには、参加者全員が組織の問題を認識し、主体性をもって取り組むことが1番大切です。ぜひこの機会に、チームビルディングの内容、方法を見直し、あなたの組織にとってより効果的なものを実施していただければと思います。

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