お花見にヒエラルキーを感じても、前向きにチームビルディングにつなげるヒント

大雪をもたらした寒い冬が終わり、春がやってきました。筆者の住む東京では桜が見頃です。お天気にも恵まれ、近くの大きな公園は、老いも若きもお花見の席でにぎわっています。昔ながらの風習や文化はどんどん廃れていくなか、桜の花を愛でるお花見はいまもなお、若者にも根付いており、インスタグラムにはお花見のハッシュタグが満開となっています。世代との違いや、育った環境による価値観の違いを超えて、桜の魅力は日本人の心をつかんで離しません。

近年、主流のお花見スタイルと言えば、上司や同僚など、何かと気を遣う相手ではなく、友達や同性同士でのお花見や、一人お花見といったように、気楽なスタイルを好む人が増えているようです。他にも、花粉が気になる人には室内からお花見をするというエアお花見も目立ってきているようで、場所や目的もさまざまです。桜を堪能したい人、お花見ついでに友達で集まって一杯したい人、SNSに桜をアップしたい人などなど、あの薄い儚げなピンク色と、圧倒的量で咲き誇る日本の桜の見事なさまは、みなを惹きつけ続けているのです。

職場でも、ランチがてら、お花見をしたり、仕事帰りに同僚や部署ごとでお花見をすることもあることでしょう。他、得意先とお花見をする人もいるかもしれません。そんなとき、秘書の方が場所取りやお花見のコーディネートを頼まれたり、職場によっては、新人や、毎年恒例の担当者やアシスタントが席取りをするのが習わしとなっているようなところもあるでしょうか。そのときに上下関係や年功序列など、ふと、ヒエラルキーを感じるときはありませんか?特に、自分が若い頃、上司に席取りを担当させられていた上の世代は、ここぞとばかりに新人にその役目を言い渡そうと鼻息荒い人もいるかもしれません。

この記事では、お花見において、ヒエラルキーを感じてしまっても、うまく対処して、チームビルディングにつなげていくヒントをご紹介していきたいと思います。

席取りは下っ端がやること?

お花見で、いいポジションを確保できるように席取りを上司に任命されたらあなたはどうしますか? 責任を感じつつも、断れない、仕事に関係ないようで大いに関係あるその任務に、気が重くなるでしょうか? このような仕事を頼まれたとき、パワハラまでとはいかなくとも、年功序列的に、年上の社員から年下の社員へと引き継がれる仕事上のヒエラルキーを感じるかもしれません。実は、それは考えすぎで、頼みやすい人に頼んでいるだけなのかもしれません。

席取りは、時間のかかる任務です。大きなシートを広げたら、しばらくそこに座っていなくてはならない場合もあるでしょう。そのために、実務をする時間が減ってしまうことから、席取りをやりたくないと考える人もいるでしょうが、同時に、きちんとした席を取ることができれば、お花見に参加する人みんなに役にたつ任務であるともいえます。そこで、席取りを頼まれたときには、自分に良い席をとれる判断能力と、とっさにどの場所を取るべきか迅速かつ柔軟に動けるフレキシビリティがあると評価されているのだ、と考えることにして、前向きに席取りを実行してみてはいかがでしょうか? そして、年々席取りにかり出されてきた人たちに、コツや、なぜ彼らが席取りを任命されたのかを聞いてみましょう。普段コミュニケーションをとったことのない相手とも話せるきっかけを作ることもできます。社内の思わぬ情報も入手できるかも知れません。

場所選びや持ち物にも気をつける

お花見の場所を選ぶためには、まず下見をするといいでしょう。仕事帰りに開くお花見なのか、ランチタイムに行なうのかなど、当日の流れをイメージしてみましょう。場所選びには、忘れてはならない重要なポイントがあります。まず、その場所で桜の花がたくさんきれいに見えるかが一番大事です。そして、お手洗いが利用しやすい場所なのかも確認しましょう。その他にも、参加人数が入るのに十分なスペースが確保できたか確認します。そして、その場所取りできたところに着くまでの目印や案内についても確認しておきましょう。

このように、よいお花見の場所を確保するには、さまざまなポイントや調べるべきことがあります。これをひとつのミッションと考え、ベストポジションを確保しましょう。これらのことができれば、仕事でも下調べや段取りができ、うまくチームビルディングができる人材であるとも言えるのではないでしょうか。

そもそもお花見自体に行きたくないときどうするか

近年、オフィスは禁煙の一途をたどっています。欧米では、まだまだ会社の入り口でタバコを吸っているビジネスマンを見るときもありますが、日本では、すっかり喫煙者は嫌われ者です。そのため、喫煙室でタバコをすいながら喫煙者同士話をして、部署を超えたコミュニケーションができる機会が減っているとも言えます。そんななか、お花見とは、貴重なコミュニケーションのチャンスを秘めているとも言えます。上司や同僚と、気を使いながらお花見をするのは気が重いと思ったら、その考えを別の視点で見てみましょう。滅多に話す機会のない別部署の人材や、社長ともコミュニケーションがとれるチャンスがあるかもしれません。コミュニケーションは、仕事をする上で最も大事なポイントのひとつです。コミュニケーションができる機会を積極的に活用して、よい仕事をすすめるためのチームビルディングにつなげられるように心がけましょう。

差し入れや、持っていくものでアピール

お花見で、面白おかしいトークができなくても、好印象をアピールすることも可能です。得意先とチームの同僚とお花見をすることになったならば、得意先が好みそうな差し入れや、はずれのないものを用意して持っていってみるのもいいでしょう。もし可能であれば、事前にリサーチをして、得意先の方の好きな食べ物や、この季節ならではのおいしい差し入れを用意するのも良いですね。食べ物や飲み物を持参するときは、人数のチェックを忘れないようにしましょう。人数にあわないボリュームのものを持っていってしまうと、残念な印象を与えてしまうかもしれませんので、十分考えて用意しましょう。

同僚とのお花見の場合には、車通勤の人の有無を確認してから、皆の好みのお酒を用意していったり、いま流行っている食べ物、ビジュアルが面白い差し入れなど、話題にしやすい差し入れを用意して持っていってはいかがでしょうか。きっと、好印象をアピールすることができそうです。もし、みなの食べ物の好みがわからなければ、夜のお花見の場合には特に、底冷えする可能性もあるので、カイロや膝掛けなどを用意してもいいですね。このように、お花見とは、準備や段取りができる気の利く人材であることをさりげなくアピールできる場とも言えるのではないでしょうか。

お花見の準備や差し入れで印象をアップできれば、仕事でもコミュニケーションがとりやすくなり、チーム内の連動も円滑につなげていくようにする布石となることでしょう。

まとめ

一年に一度の桜の季節。お花見の相手が、取引先の方や上司など、目上の人がいても、その場を楽しんでみましょう。固くなりすぎずに、良いコミュニケーションをはかり、チームメンバーや取引先、上司などと関係性を強化し構築できるように、工夫してみてください。

間違いないチームマネジメント

競争的な市場の中でビジネスを加速させていくためには、強力なチームの存在が欠かせません。効果的なチームビルディング術や、チームでの共同作業に役立つツールやポイントを押さえることで、最高のチームを作り出しましょう。

詳細を確認する

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

同じタグのついた記事

同じカテゴリの記事