不愉快は発想の湖?バグリスト発想法〜不愉快をアイデアに変えてみませんか?

日々の生活や仕事でストレスや不満は溜まってないでしょうか。私は溜まっていないと言えば嘘になります。日々、不満やストレスだらけです。毎日、心に何か引っかかるものを抱えながら生活しています。しかし、そんな日頃から感じている不満を周囲の人に言ってもネガティブなことばかり言うなと言われてしまったり聞いている相手を疲れさせてしまう原因にもなってしまいます。SNSでも不愉快なことや不満を発信しても人気者には、なかなかなれません。むしろネガティブな発言に嫌気がさして人が去っていくことでしょう。

ストレスや不満を抱え不愉快な思いを常日頃から感じていても仕方がないからといって無理にポジティブになろうとしても、なかなか難しいのではないでしょうか。不愉快な感情というのは厄介なものです。

そこで、不愉快をアイデアに変える発想法「バグリスト発想法」をご紹介します。

あなたの不満はアイデアの湖

実はあなたの抱えている不満はアイデアの湖かもしれません。バグリスト発想法は不愉快をアイデアに変える発想法です。不満をもとにアイデアを生み出すので、不満や不愉快が多い人にほど向いています。

不満や不愉快な感情を周囲の人に撒き散らしても良いことはありません。面倒で付き合いづらい人だなと思われるだけで、損・得でいうなら損です。

不満や不愉快なことばかり聞かされる方は疲れてしまいます。SNSでネガティブな発信をしても人気者にはなれません。

それなら不満や不愉快なことをアイデアの種にすれば良いのです。不満や不愉快なことがたくさんある人はアイデアの湖になれるかもしれません。不満や不愉快から新しいアイデアや発想法が生まれたら素敵です。少なくとも周囲に撒き散らして損をするぐらいなら、アイデアに変えてしまいましょう。不満や不愉快があればあるほどアイデアの種がたくさんあるということです。

あなたの不満をアイデアに変えるバグリスト発想法


バグリスト発想法は他者ではなく自分自身の中から発想の種を探す方法です。簡単に言えば、ひたすら自分の不満や不愉快なことを紙に書き出していきます。そして紙に書かれた不満や不愉快なことをもとに、それを解決する方法を考えるのです。言い換えれば他人の悩み事やインサイトではなく自分の内にある自分でも言語化できていない悩み事とインサイトを引き出して、解決策を考える発想法です。

イライラして何も決められない時に有効

日々、生活しているとイライラして不満がたまり何も決められなくなってしまうことはないでしょうか。そんな時にこそ、バグリスト発想法です。バグリスト発想法では紙に自分の不満や不愉快なことを書き続けていきます。その行為だけで実は心が少しスッキリします。自分のモヤモヤした感情も客観視することができます。

自分の発想をブロックする心の中を探る時に有効

自分の悩みが言語化することで、自分の中に引っかかっていた発想をブロックするものの正体が見えてきます。何か自分の中に発想をブロックするものがある時に、それを発見する時にも有効です。バグリスト発想法ではSNSや他人に不満や不愉快をぶつけません。自分が見るためだけの紙に書き起こします。他者が見る前提では自分のインサイトや悩みをさらけ出せないからです。

バグリスト発想法の手順

バグリスト発想法は誰にでも紙とペンがあれば簡単に取り組める発想法です。一度、やり方を覚えてしまえばすぐに使えるようになります。それでは手順を見ていきましょう。

紙かノートとペンを用意して、タイマーを10分間にセット

まずはなんでも良いので紙かノートを用意してください。そしてペンを用意します。ワープロソフトでタイピングするよりも手で書きなぐっていく方が文体にも感情が出てきますので、紙とペンでアナログに書く方法をおすすめします。

紙かペンを用意したら、タイマーを10分間にセットしてください。これで準備は整いました。

不愉快なこと、出会った嫌なことをとにかく書く

タイマーをスタートしたら不愉快なこと、出会った嫌なことをとにかく紙に書いていってください。紙とペンなので、周囲に誰か覗いている人でもいない限り誰も見ていません。他人には見せられないようなことも、書きましょう。自分のインサイトを言語化し浮き彫りにしていきます。紙で書くだけなら周囲の人を嫌な気もちにさせることもありません。好き放題、不満や不愉快なことを書いていきましょう。

タイマー10分をきったら手を止める

タイマー10分が経過したら手を止めてください。日々、不満や不愉快を吐き出すことを我慢していた人は、かなりの不愉快や不満が書き出せたはずです。一方、あまり書けなかった人は幸せな人か鈍感な人かもしれません。バグリスト発想法は不幸(少なくとも自分ではそう思っている)な人か敏感な人向きの発想です。

終わって不満がスッキリしたら、やるべきことをする

不満を書き出したら意外とスッキリするはずです。不満を吐き出すだけでも、ある意味ストレス発散になるからです。スッキリしたら自分の仕事やタスクに取りかかって、バグリストで書いたことはしばらく寝かせておきましょう。バグリストで書いたことを客観視するために、しばらく時間を置きます。

問題解決したい余裕が出てきたらバグリストをピックアップ

バグリストで書かれたことを解決したいという精神的な余裕が出てきたら自分が書いたバグリストをピックアップしていきます。

バグリストに書かれたことの中には解決できない悩みも、きっとたくさんあるはずです。例えば

  • 10歳若ければもっと色々なことができたのに・・・
  • 仮想通貨で損したことをなかったことにできないか・・・
  • 亡くなったおじいちゃんともっと話しておけばよかった・・・

流石に、これらの悩みそのものを解決することは難しいでしょう。不満は数あれど、人には時間もお金も限りがあります。実際にバグリストで問題解決に着手できることはほんの一部なのかもしれません。

ピックアップで大切なのは、実際に解決できるものを選び出すことです。しかし一方で、ものの見方を変えれば解決できる大きな問題もあるため一概には言えません。

例えば

  • 10歳若ければもっと色々なことができたのに・・・

という悩みも10歳若返ることは不可能かもしれませんが、10歳若くないとそれはできないのか?と問うことで別の問題解決の糸口が見つかるかもしれません。

ピックアップした課題の解決法を考える

バグリストに中から課題をピックアップしたら課題の解決法を考えましょう。例えばクリエイティブ職の人なら嫌いなメディアや作品の自分と合わないものを書き出して見るのも手です。

例えばWEBメディアに対する不満なら

  • コンテンツが自分のことばかりで客観性が足りない
  • イラストやデザインにはこだわっているが更新頻度が低すぎる
  • バズやトレンド狙いで安定したSEO対策が全くできていない
  • 発信力があるが中身が全くない内輪ネタばかりだ
  • 競合ページと内容が被り過ぎている
  • 個人の思い込みや体験だけが根拠

など、色々な不満が出てくるでしょう。この不満や自分と合わないところから新しい発想を生み出していけます。

バグリスト発想法の実例


バグリスト発想法を実際に使ってみた実例をご紹介します。私はタイの大学で1年生の講義を受けもっていたことがあります。しかし、従来の大学での講義の在り方やカリキュラムに不満がありました。そこでバグリスト発想法で自分が不満に思っている点や不愉快なことを書き出して見ることにしたのです。

バグリスト発想法でタイの国立大学での講義の改善

実際に私はバグリスト発想法で当時、不満をひたすら書き出して見たことがあります。すると次のような不満が出てきました。

  • 朝8:30から始まる1時間目の講義に最初から座っている学生は半分しかいない
  • 日本語の文法を教える以前に、ひらがなやカタカナを学生が全然、覚えていない
  • 講義の途中でカップラーメンを食べだす
  • タイ語で講義と関係のない話ばかりしている
  • 会話力が全然、見つからないテキスト中心の講義

本当はもっとたくさんあるのですが、このような不満が出てきました。私が大学に勤めはじめた当初、大学の私の勤めていた学科は急に先生がみんな辞めてしまい学級崩壊気味だったのです。
そして私は最初に講義をしに行った時に唖然としました。しばらく外国の大学ってこんなもんかと思って講義をしていたのですが他の大学の先生の話を聞くと、もっと真面目に講義を受けていると聞きます。そして昔は自分の勤務先の大学の学生も、しっかり講義を受けていたと聞きました。

そこでバグリストをもとに少しずつ建て直していくことにしました。

朝8:30から始まる1時間目の講義に最初から座っている学生は半分しかいない

まずはとにかく学生に時間通りに大学に来てもらう習慣をづけることにしました。思い切って1時間の早い時間の講義では、いきなり講義をスタートせずにタイ人が好きそうな日本のドラマをタイの字幕付きで流すことにしたのです。

するとドラマが面白かったのか、続きが気になるのか続々と時間通りにタイ人の学生が来るようになりました。そして少しずつドラマの時間を短くしていきました。これで自分の計画通りに教科書を進めることができると当時は、安堵したのを覚えています。

日本語の文法を教える以前に、ひらがなやカタカナを学生が全然、覚えていない

教育用語でレディネスという言葉があります。講義や授業を受ける際の予備知識のことです。このレディネスが不十分だと講義や授業が成り立たないことがあります。私が当初、担当したタイ人の学生は、ひらがなもカタカナも全然、覚えていませんでした。これでは作文の練習も日本語の読解の講義もできません。そこで、ひらがな、カタカナと小テストを毎日、成績と関係する形ではじめることにしました。タイでは大学のGPAの点数が就職でかなり大事らしいので小テストにすれば彼らは必死に覚えました。

講義の途中でカップラーメンを食べだす

信じられないことに講義中にカップラーメンを食べる学生もいました。最初はタイだから、そういう文化なのだろうと思っていましたが、他の大学の先生に聞いてみたら決してそんなことはないと言います。そこでタイ人にタイ語で注意しても良かったのですが、私も思い切って

学生がカップラーメンを食べ始めたら、私も講義を中断して教室を出てカップラーメンを学生の目の前で食べだすというパフォーマンスをしてみました。

学生も大人なので私が何を言わんとしているかを理解したようで講義中にカップラーメンを食べるのをやめさせることができました。

  • タイ語で講義と関係のない話ばかりしている
  • 会話力が全然、見つからないテキスト中心の講義

タイ語で講義と関係のない話ばかりしているので、思い切って一方的な講義形式をやめてしまいました。そして、かなりアクティブな講義方式に切り替えました。例えば、頻繁に学生を全員、立たせて黒板に書いた日本語の文型を使ってひたすらタイ人同士で日本語を使って会話をしてもらうのです。テキスト中心で一方通行に私が話しているだけだと、学生もつまらなくてタイ語で無駄話をはじめてしまうので、どうせタイ語で無駄話をさせるぐらいなら日本語で話を少しでもさせようと思ったのです。

不満や不愉快ごとを一つずつ問題解決のためのヒントにして、少しずつ大学の講義を軌道に乗せていくことに成功しました。日々の講義の不満を誰かに愚痴で発散するだけでは、改善はできなかったと思います。自分の中のインサイト、もやもやとした部分を一つずつ書き出していきながら問題に向き合っていくことで講義がうまくいくようになりました。

バグリスト発想法でWEBメディアでの改善点の提案

クリエイティブ職なら何かコンテンツに対する不愉快なところや不満な点を書いてみることで、新しい課題が見つかります。

  • コンテンツが自分のことばかりで客観性が足りない
  • イラストやデザインにはこだわっているが更新頻度が低すぎる
  • バズやトレンド狙いで安定したSEO対策が全くできていない
  • 発信力があるが中身が全くない内輪ネタばかりだ
  • 競合ページと内容が被り過ぎている
  • 個人の思い込みや体験だけが根拠

このような不満がある場合は

  • コンテンツに客観的な内容を乗せ自分語りは控える
  • イラストやデザインにはこだわり過ぎず記事の量を増やし更新頻度をあげる
  • バズやトレンド狙いでは時的な集客にしかならないのでSEOを強化したメディア運営をする
  • 内輪ネタばかり発信せずに誰もが共有できる話題を発信してファンを広げる
  • 競合ページとは被らないオリジナルコンテンツを増やす
  • 客観的なデータをもとにした記事をつくる

このようなバグリストに対する解決策も見えてきます。

まとめ

バグリスト発想法は自分のインサイトを言語化できます。不愉快なことや不満が多い人ほど、
たくさんのアイデアの種を持っているといえます。紙とペンを用意し10分で紙に自分のモヤモヤとした不愉快なことや不満を書き出すだけです。これによってストレスも少しは解消されます。そして、不満や不愉快のうちピックアップされたものを問題解決の課題として取り組みます。

不愉快や不満もアイデアの種になるのです。

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