急いでアイデアを出したい時に使えるSCAMPER発想法

時間がないのにすぐにアイデアや企画を出さないといけないことはないでしょうか。仕事でもプライペートでも時間は無限にあるわけではありません。しかもアイデアを早く出さないといけないと気負ってしまうほどプレッシャーを感じてしまうものです。

  • アイデアを出さないといけないのに時間がない
  • 新しいアイデアを出そうとしても何も浮かんでこない

このような悩みをこれまでにもったことがある人も多いのではないでしょうか。しかし限られた時間でアイデアを出すのに有効な公式があります。例えば数学のテストでも限られた時間で解くとかなければいけないときは公式をあてはめて解きます。公式を使わずに一から答えを出すのは難しいものです。アイデアを出す公式の一つがSCAMPER発想法です。使い方は難しくありません、。SCAMPERは頭文字を集めたものです。例えばSならSubstitute(代用する)、で何か代用できるものがないか探します。時間がないときこそ公式を使ってアイデアを出しましょう。公式に当てはめるだけなので時間がないときも慌てず迷わずアイデアを出せます。公式を覚えれば時間がないときにもアイデアを出しやすくなります。

アイデアをすぐに出さないといけない時にはSCAMPER発想法を試してみよう

SCAMPER発想法はアイデアを出すための公式です。SならSubstitute(代える)、CならCombine(組み合わせる)、などアイデアを出すための切り口の頭文字を集めてSCAMPERです。アイデアをすぐに出さないといけないときほど焦ってしまい考える切り口のところから悩んでしまうものです。まずは発想法の公式に当てはめてみることで考える切り口の部分で迷わずに済みます。

SCAMPER発想とは

SCAMPER発想法はオズボーンのチェックリストから生まれた発想法です。アイデアを出すときにブレーンストーミングという発想法があります。オズボーンはブレーンストーミングの発案者としても有名です。オズボーンのチェックリストでは他に用途はないのか?新しいアングルに変更できないか?などアイデアをだす切り口が集められています。このオズボーンのチェックリストを使いやすくボブ・イバール氏が改変したのがSCAMPERです。

SCAMPER発想法なら短時間で迷わずにアイデアを出せる理由

SCAMPER発想法はアイデアを出すための切り口が集められています。アイデアを出すときに時間がかかってしまうのは一つに切り口の時点で迷ってしまうからです。アイデアを出す切り口が公式として決められていれば迷わずにアイデアを出せます。

SCAMPER発想法の7つの切り口で迷わなくなる

SCAMPER発想法は7つの切り口で構成されています。あらかじめ決まれた7つの公式に当てはめるだけなので、覚えればすぐに実践できます。

Substitute(代える)

Substituteは代用するという意味です。例えば今の方法や使っているものを別のものに代用できないかという視点で考えます。他のもの、他の人、他の作り方、他の色などに代えてみるという発想です。福岡が拠点のスターフライヤーという会社があります。スターフライヤーは航空機の機体を一般的な白ではなく黒にすることでラグジュアリーなブランドを演出しています。つまり白い機体から黒の機体に代えることで差別化に成功しました。

Combine(組み合わせる)

Combineは組み合わせるという意味です。例えば何かと組み合わせたら新しいものをつくれないかという発想です。例えば書店と喫茶店を組み合わせる、サッカーと野球を組み合わせて新しいスポーツをつくる(キックベース)などがあります。既存のものを組み合わせるだけで新しいものができることは珍しくありません。

Adapt(適用)

Adaptは適用するという意味です。例えば他にどのような使い方ができるか、似たようなものはないか、過去に似た状況はなかったのかといった切り口でアイデアを出します。分かりやすくいえば既存のものを使えないかを考えます。例えば既にあるブランドを別の商品でも使ってみる事例があります。カルピスという飲み物のブランドをアイスのブランドにも使ってみるなど既にあるものを転用させる切り口でアイデアを出します。

Modify(修正する)

Modifyは修正するという意味です。またMinify、(小さくする)、Magnify(大きくする)という意味もあります。例えば形を変えてみる、大きくしてみる、サイズを変えてみるなどの切り口で新しいものを考えます。大型パッケージばかり仕入れて業務用スーパーとして展開する、ファミコンを小さくしてミニファミコンとして発売してみるなどです。大きくしたり小さくしたり修正してみるだけで新しいものになる可能性があります。

Put to other use(ほかの使い道)

Put to other useは他の使い道という意味です。例えば使っていない空家をシェアハウスにしてみるなどが考えられます。普段使っていない古いパソコンを外付けハードディスクの代わりにするなど今あるものの他の使い道を考える切り口で新しいアイデアを生み出します。

Eliminate(削減)

Eliminateは削減という意味です。引き算の発想です。例えばパソコンの機能の一部を独立させてワープロに特化した商品にしてみる、飛行機の機内食やサービスなどを削減する代わりに格安航空会社のサービスにする、などの事例が挙げられます。

Reverse・Rearrange(逆転・再編成)

Reverse、Rearrangeは並べ替えたり、逆にしたりする切り口です。例えば飲食店のオペレーションで会計の後払いを先払いにすることで効率性をあげるなどの事例があります。仕事を行う工程を並べ変えてみるなどの切り口から新しいアイデアを考えます。

SCAMPERを使ってケーススタディ

SCAMPERは実際に表にしてアイデアを入れていくのが簡単です。例えば在宅ワークで働いていて集中できないという悩みを持っている人に解決策をSCAMPERで提案してましょう。

Substitute(代用品はある)自分の部屋で仕事ができるスペースはないか?コワーキングスペースを提案する
Combine(組み合わせることは?)コワーキングに宿泊施設を足してみたら新しいのでは?コリビングで宿泊施設を併設
Adapt(応用できる?)似ているものは?類似品は?近所の使われていない公民館を使えない?地域の公共施設と業務提携
Modify(修正できる?)大きさを変える?形を変える?部屋が一つしかないから集中できない?部屋が複数ある住居に引っ越すことを提案
Put to other use(他の使い道は?)家にある物置物置を改装して集中スペースにしてみることを提案
Eliminate(削減できる?)仕事をする時にテレビを見たりゲームをしたりしてしまう仕事に要らないものを全て部屋の外にだす。片づけることを提案。
Rearrange(逆転・再編成できる?)在宅ワークである必要があるのか?会社で働くことを提案してみる。

自分の課題や相手の課題をSCAMPERの切り口を使って一つずつアイデアを出していきます。新しいアイデアを考える際に時間がかかる理由の一つが切り口の時点で悩んでしまうことです。まずはSCAMPERの切り口を当てはめて新しい発想ができないかを考えてみます。慣れないうちは表にして実際に書いてみるとSCAMPERは使いやすくなります。

チームでSCAMPERを活用してブレーンストーミングをする3つのメリット

SCAMPERを使いブレーンストーミングする方法もあります。もともとSCAMPERはブレーンストーミングの発案者のオズボーンの発想法を使いやすく改変したものです。SCAMPERとブレストを組み合わせることでチームでアイデアがたくさん出てくるようになります。同じSCAMPERを用いて考えても人それぞれ違う発想が出てきます。だからこそ、それを見比べることでより多くのアイデアを量産可能です。

SCAMPERでまず、それぞれがアイデアを考えます。そしてSubstitute 、Combine・・・と順番にブレーンストーミングしていきます。

一つの切り口に複数のアイデアがでやすくなる

一つの切り口でもチームでアイデアを出せばたくさんの違ったアイデアが出てきます。例えばSubstituteだけでも一人で考えるより様々なアイデアが出てきます。普通にブレーンストーミングをするよりも最初にSCAMPERで切り口を固定してアイデアをチームの一人一人が出しておくことでアイデアの幅が広がります。

短時間に具体的なアイデアがたくさん出る

短時間に具体的なアイデアがたくさん出せます。SCAMPERに当てはめることで迷いなくアイデアを出しやすくなります。チーム6人でSCAMPERの切り口で1つずつアイデアを出すだけでも42のアイデアが生まれます。同じアイデアが出ることもあるかもしれませんが、同じアイデアが出ても構いません。むしろ同じアイデアが出るということは、それだけ強い根拠がそのアイデアにある可能性もあるからです。同じアイデアを持っていることを前提にブレーンストーミングに入れるのも良いことです。

一つの切り口から出たアイデアを比べてより良いものを選べる

一つの切り口から出たアイデアを比べることもできます。例えば町の交通機関が不便なのを便利にしたいという課題ならば電動アシスト自転車をレンタルする、小さいシャトルバスを運行する、など様々のアイデアが出てきます。そのアイデアの中でどれが一番、問題解決に適しているかを選べます。複数のアイデアを出すだけでなく比べることができるのもSCAMPERでブレーンストーミングをするメリットです。

詳しく知るならSCAMPERとブレストを生んだオズボーンの本を読もう

詳しく知るならSCAMPERの元になったオズボーンの本を読んでみると良いでしょう。
『創造力を生かす―アイディアを得る38の方法』という翻訳版も売られています。ブレーンストーミングをはじめ多くの発想法を生み出した著者の本は、出版されて年月を経た今でも多くの発見があります。SCAMPERのオリジナルのオズボーンのチェックリストも確認できます。SCAMPERの切り口により詳しくなるのでしたらオリジナルのチェックリストを見てみるのもおすすめです。

SCAMPERで迷子にならずにアイデアを量産してみよう

企画やアイデアを考えなければいけないことも仕事や人生では少なくありません。特に変化も激しく先行きの見えない時代は新しいものを生み出す力や考える力がますます必要になります。しかし企画を出すなんて天才じゃなければ無理、自信がないという人もたくさんいるのではないでしょうか。そんな人にこそ試して欲しいの公式の力です。SCAMPERはアイデアを出すための公式です。

数学のテストなどでは頭の良い人なら公式がなくても、その場で解き方を考えて答えを導き出してしまう人もいます。しかし公式を使えば漠然と新しいことを考えるよりも新しいアイデアを出しやすくなります。そしてチームで一緒にSCAMPERとブレーンストーミングで新しいアイデアを考えれば一人では思いつかないアイデアも生まれてきます。クリエイティブな発想なんて出来ないという人にこそ試してほしい発想法です。

まとめ

SCAMPER発想法はアイデアを短時間で生み出すときに使える発想法の公式のようなものです。SCAMPERの切り口に当てはめてアイデアを出すことによって迷いなくアイデアを出しやすくなります。またSCAMPERとブレーンストーミングを組み合わせることでチームでたくさんのアイデアを短期間で生み出すこともできます。

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