【21世紀の「公共」の設計】意外と知らない正しい意味と訪れる変化〜時代に乗り遅れるな

  • 「21世紀の『公共』の設計」ってどんな意味なの?
  • この取り組みによって生活や働き方がどう変わるのか知りたい
  • すでに取り組みが行われている具体例を教えてほしい

デジタル化が進み、時代が急ピッチで変化を遂げる中、公共サービスも新たな形が提唱されてきました。それこそが21世紀の「公共」の設計と呼ばれるものです。

ネットで調べても内容がわかりにくかったので、今回はこの取り組みによって生活や働き方がどう変わるのか、実際にどんな取り組みが行われているのかを解説していきます。

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1.21世紀の「公共」の設計とは

「21世紀の『公共』の設計」とは、デジタル技術の進化や価値観の多様化を踏まえて、公共サービスがどのように変化し、供給されるのかを経済産業省が取りまとめた報告書を意味します。

この報告がなされた背景としては、より細かに市民の声に応える必要性が出てきたからだと考えられます。世の中にモノや情報があふれてニーズや社会課題が多様化し、政府からの一方的な公共サービスでは市民のニーズを満たすことが困難になってきたわけですね。

2.政府が掲げる3つの方針

政府からの一方通行では世の中のニーズを満たすことができなくなったため、政府は公共サービスに関する新たな3つの方針を立てました。

  • 多様な主体が公共サービスを担えるようにするためのデザイン
  • デジタル公共財の整備
  • コミュニティの再構築

まず1つ目に関しては、あくまでも公共と民間とを対立的に考えるのではなく、公共的価値の担い手が時代や場所によって政府であったり地域共同体であったり、多様な形があり得るという考え方です。

そして2つ目は、今後の経済活動がデジタル空間で処理されるという想定のもと、デジタルIDや電子認証といった誰もが必要とする「デジタル公共財」の提供がよりよい社会に大切だという考え方です。

そして3つ目は、新しい価値観やデジタル技術を前提に、様々なプレイヤーによってコミュニティが再設計できるような環境を整備する必要がある、という考え方に基づいた方針になっています。

では、こうした方針によって私たちの生活にどのような変化がもたらされるのでしょうか。

3.生活や働き方に訪れる変化

まず生活に訪れる変化として、個人を含むすべての人がサービスの担い手として参画するハードルが下がっていきます。というのも、個人が発信するプラットフォームが次々に現れ、デジタル化によりサービスを立ち上げる際の無駄なコストが削減されているからです。電子認証やデータ共有などのデジタル公共財の拡充も追い風となるでしょう。

また、働き方に関してもデジタル空間で行なわれることが増え、新たな働き方を可能にする制度面の改革が進み、結果として兼業や副業が増加していくと考えられます。

4.事例紹介

ここでは実際に21世紀の「公共」の設計に基づいて行なわれた、国内外の事例を見ていきます。

4-1.India Stack

こちらはインドで行なわれた政府手続きのデジタル化サービスです。これにより広い国土に住む国民がデジタル空間を通じて、さまざまなサービスを受けられるようになりました。政府から提供される補助金の多くが、行政の不正や非効率によって本人に届いていない問題を解決するための施策として2014年に始まったものです。

そこからわずか4年間で、ほぼすべての国民にあたる13億人に対してデジタルID を発行し、年間4兆円もの資金を不正なく国民に給付することができるようになりました。

こうしてデジタル公共財が整備されたことで、新しいサービスの提供や取引が盛んになり、国全体としてイノベーションが起こりやすくなったわけです。

4-2.お元気見守り事業

こちらは千葉県白井市で行なわれた、見守りに関する地域の住民と高齢者のマッチング事業です。団塊の世代の住民が多く、重度のケアが必要になる前段階からケアをするニーズに応えたものになっています。この施策により高齢者は話し相手が見つかり、また、これまであらゆるケアを担当していた民生委員がより重度のニーズがある高齢者のケアに尽力できるようになりました。

住民同士のプライバシー意識が強かったので行政がこのような施策を行ない、高齢者と住民との間で新たなコミュニティを構築しました。時代に合わせて行政と市民が手を取り、新しい価値観に沿ったコミュニティ再構築のいい例と言えます。

5.時代とともにコミュニケーションのあり方が変化している

21世紀の「公共」の設計を見ていくと、時代とともにコミュニケーションのあり方に変化が起きていると感じることができます。昔と比べてデジタル化の進む現代は、人と人が繋がって多数のコミュニティへの所属が容易となりました。複数のコミュニティが層のように重なるからこそ、多様な価値観に触れて複雑なニーズが出てきたわけです。

今後もその傾向は続くと考えられるので、コミュニティを再設計しつつ、デジタル空間において主体性を持って公共サービスを担う姿勢こそが、21世紀を生きる私たちに大切なのではないでしょうか。

6.まとめ

いかがでしたか?21世紀の「公共」の設計により私たちの日々の生活や働き方も変化していきます。コミュニケーション自体が変化していると認識をした上で、時代の流れに乗り遅れないよう生活していきましょう。

これからの新しいインフラの形!IT技術+民間企業+公共サービス=?
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